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2017-06

2014-149:『舟を編む』 - 2014.04.27 Sun

原作:三浦しをん
監督:石井裕也
脚本:渡辺謙作

馬締 光也:松田龍平
林 香具矢:宮﨑あおい
タ   ケ:渡辺美佐子
西岡 正志:オダギリジョー
岸辺みどり:黒木華

三好 麗美:池脇千鶴
村越 局長:鶴見辰吾
佐々木 薫:伊佐山ひろ子
松本 朋佑:加藤剛
松本 千恵:八千草薫
荒木 公平:小林薫

製作:「舟を編む」製作委員会(テレビ東京、松竹、アスミック・エース、電通、光文社、朝日放送、テレビ大阪、読売テレビ、朝日新聞社、フィルムメイカーズ、リトルモア)
製作プロダクション:リトルモア、フィルムメイカーズ
特別協力:三省堂、三省堂印刷
配給:松竹、アスミック・エース
__________

玄武書房の辞書編集部が新企画として、今を生きている人たちに向けた辞書『大渡海(だいとかい)』の編纂に取り組んだ15年間の物語。

『大渡海』とは、「言葉の海。人は辞書と言う舟でその海を渡り、自分の気持ちを的確に表す言葉を探します。誰かと繋がりたくて広大な海を渡ろうとする人たちに捧げる辞書、それが大渡海」(松本朋佑の台詞より)。

タイトルの『舟を編む』は、辞書「大渡海」(舟)を編纂する(編む)ことに掛けているらしい。

登場人物が少なく、抑えめのトーンで時が流れる。
私が好きな映画のパターンそのもの。

華やかさはないけれど、人々がそれぞれ凛とした信念を持って生きる様が心地よい。
グッと抑えたライティングがほのぼのとした暖かさを醸し出している。

派手な出来事は何もなく淡々と時が流れて行くが、登場人物それぞれの根底にある熱い気持ちが、押し付けがましくなく観る側に伝わる名作。
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2013-069:しあわせのパン - 2013.04.14 Sun

大泉洋が所属するTEAM NACSを擁するクリエイティブオフィスキューの鈴井亜由美が「北海道の知られていない魅力を伝える映画を創りたい」という想いから企画、『シムソンズ』『Little DJ~小さな恋の物語』など北海道が舞台の映画を多く製作してきたアットムービーの森谷雄がプロデュース。

《キャスト》
原田知世、大泉洋、平岡祐太、森カンナ、八木優希、光石研、渡辺美佐子、中村嘉葎雄、本多力、池谷のぶえ、中村靖日、あがた森魚、霧島れいか、余貴美子、大橋のぞみ(声の出演)

130414 しあわせのパン-1
舞台は、北海道・洞爺湖のほとりにある小さなまち・月浦。
宿泊設備を備えたオーベルジュ式のパンカフェを営む夫婦と、その店を訪れるお客さまたちの人生を描く、春夏秋冬の物語。

130414 しあわせのパン-2
東京から北海道の月浦に移り住み、湖が見渡せる丘の上でパンカフェ[マーニ]を始めた夫婦、りえさんと水縞くん。
水縞くんがパンを焼き、りえさんがそれに合うコーヒーを淹れ、料理をつくる。
そこには、日々いろんなお客さまがやってくる。

北海道から出られない青年トキオ、
なんでも聞こえてしまう地獄耳の硝子作家ヨーコさん、
口をきかない少女未久とパパ、
革の大きなトランクを抱えた山高帽の阿部さん、
沖縄旅行をすっぽかされた傷心のカオリ、
観察好きの羊のゾーヴァ、
そして、想い出の地に再びやってきた老人とその妻。
__________

とにかく画がキレイ♪
やわらかい光に包まれた優しい画とゆったりとした流れが心地良い映画。
斜め上からの俯瞰撮影は他の映画やドラマでも良くあるが、珈琲豆を挽くシーンや雪原を歩くシーン等々、真上からの画角が新鮮。
カフェを訪れる客が抱える問題はシビアだけれど、刺々しさがなく、じんわり心が暖まる。

2012-181:『北京的西瓜』 - 2012.08.07 Tue

【キャスト】
ベンガル /もたいまさこ / 峰岸徹 / 斉藤晴彦 / 笹野高史 /木野花 / 柄本明 / 南伸坊 / 浅香光代 / 小林聡美 / 角替和枝 / 天宮良 / 呉越 / 藩慶林 / 黎涓 / レイ・ハン / 楊暁丹 / 庄培元 / 許曄

【スタッフ】
監督……大林宣彦
脚本……石松愛弘

【作品情報】
制作……1989年
配給……松竹

【あらすじ】
船橋市郊外の青果業・八百春の主人の春三(ベンガル)は、李中山(呉越)という中国留学生と知り合ったことから、彼らの苦しい生活を見兼ねて、援助の手を差し伸べた。
最初は軽い気持ちでやった春三だったが、次第にエスカレートしていきついには自らの生活までをも犠牲にしてしまうのだった。
留学生たちは彼を「日本のお父さん」として慕うが、春三が忙しくなればなるほど、女房の美智(もたいまさこ)の負担は重くなり、挙句の果て店や家庭の危機にまで発展してしまった。
「このままでは店が潰れてしまう!」と留学生たちは店を手伝うようになり、春三や美智は感涙にむせんだ。
そして数年が過ぎ、中国に帰った李中山から国際電話が入り、彼らの招待で春三と美智は中国へ向かった。
しかし、実話とは違い1989年に製作されたこの映画では、中国へ行くことはできなかったのだった。
__________

日本人の八百屋夫婦と中国人留学生の交流の実話を描いた作品。
「その場の空気感を大事にしたい」と言うコンセプトの下に、偶然にも実際の八百屋さんの二軒隣にあった空地に八百屋を作って撮影したとのこと。

日本ロケが全て終了し、最後に元留学生達と八百屋さん夫婦が再会する北京ロケを残すのみとなった時、その北京ロケの1週間前に天安門事件が勃発。

中国政府からは「軍隊が保護しても良いから、安全だからロケに来て下さい」との申し出があったが、当時のピリピリした状況下で、穏やかな再会シーンを撮る事は出来ないと言う理由で、北京ロケを中止。

結果,羽田空港にある実物大の旅客機モデルで撮影したシーンの後に37秒間の空白(真っ白い画面)が入れられた。

「ドキュメンタリーではない、正直なドラマを描きたかった。北京に行くことが出来なかったと言う事実を正直に描こうと思った」と大林監獄が語っている。

チンゲンサイ1束を巡るじゃんけんから始まった日本人夫婦と中国人留学生達の交流。
当時、留学生達は一ヶ月8万円で学費・生活費を賄っていたらしい。
その当時の中国で8万円は(平均?)年収だったとか……。
50円のチンゲンサイを買えないのも納得。

八百屋の主の好意に甘える中国人留学生達の様子に図々しささえ感じるが、これは多分国民性の違いなのだろう。
日本人の場合は、「居候三杯目にはそっと出し」と言う様に、他人の好意に甘える時にも遠慮を忘れてはいけないと言う「遠慮の美学」がある。

中国人は過去に受けた恩を忘れないと聞いた事があるし、この映画でも「受一滴水恩 必将湧水相報(他人から貰った一滴の水の恩は必ず湧き水にして返そう)」と言う諺が出て来る。

これは私流の解釈だが、他人の好意に甘える時は遠慮なく甘え、後に出来るだけの恩返しをするのが中国流なのではないだろうか。

この映画の素晴らしい点は、八百屋夫婦と中国人留学生達との交流を、偽善風にも美談にも仕立てずに、ありのままに描いる事だと思う。
23年前の映画だが、今見ると錚々たる出演者達であり、キャスティングの素晴らしさもこの映画の魅力の一つかも知れない。

【空白の37秒】
なぜ37秒なのか?
それは、天安門事件が起こった1989年6月4日の数字を全て足す(1+9+8+9+6+4=37)と37になる事に由来。

DVDのディレクターズ・トークで大林監督は、「映画は、映像を映す事で、あるいは言葉が語られる事で成立するものであるから、空白の37秒は表現でも何でもない。人間には、忘れると言う能力があるから悲しみを乗り越えて行くのだが、忘れてはいけない事もある。穏やかな再会のシーンを撮る事ができなかったと言う悲しみの記憶だけは、記録ではなく記憶だけはしっかりとこの映画にとどめたいと思った」と述べている。

天安門事件から23年。
既に、天安門事件を知らない世代が社会人となっている今、若者達は「空白の37秒」をどのように解釈するのだろうか……。

天安門事件を知って見るのと、知らずに見るのでは、最後の30分のシーンの捉え方が違って来るだろう。

2012-158:『歩いても 歩いても』 - 2012.06.21 Thu

【出演】
阿部寛/夏川結衣/YOU/高橋和也/寺島進/加藤治子/樹木希林/原田芳雄

【監督・脚本・ 原作】
是枝裕和

【解説】
成長して巣立った子供たちと老夫婦の、ある一日をたどるホームドラマ。
人生の黄昏期を迎えた老夫婦に原田芳雄と樹木希林、息子夫婦に阿部寛と夏川結衣、長女にYOUと、観終わればその見事な役者のアンサンブルに舌を巻く。
料理する台所の様子、家族そろっての食卓の風景、墓参りへ向かう歩道――そんな何気ない場面で交わされる会話のひとつひとつから、お互いの微妙な関係が判明していくところに、脚本の素晴らしさがある。
__________

両親に可愛がられていた長男が不慮の事故で亡くなって15年目の命日。

ちゃっかりしている長女。
いつも、気が付くのがちょっと遅い要領の悪い次男。

原田芳雄と樹木希林が演じる老夫婦。
周囲に気を配りながら要領良く立ち回る長女家族。
自分の思いを上手く表現出来ない次男家族。

家族の原風景かも知れない……。

絶妙な配役が、この映画の良さを倍増している様な気がする。

2012-153:『おと・な・り』 - 2012.06.14 Thu

【あらすじ】
岡田准一と麻生久美子の共演によるファンタスティックなラブストーリー。
相手の部屋から聞こえる音を通じて惹かれ合う男女が、恋に落ちていくまでを透明感あふれる美しい映像の中につづる。
30歳を迎え、人生の岐路に立つ男女の心の揺れ動きを繊細なタッチですくい取る。

【出演】
岡田准一/麻生久美子/谷村美月/岡田義徳/池内博之/市川実日子/郭 智博/清水 優/とよた真帆/平田 満/森本レオ

【監督】
熊澤尚人
__________

この作品のベースにあるのは基調音。
基調音とは、普段は意識していないけれど、いつもそばにあって、それがないとなんとなく寂しくなる音。

珈琲豆を挽く音や、加湿器や風鈴の音、くしゃみや鼻歌など、隣人の出す音によって癒されたり慰められたり。
淡々とした流れの中で、様々な基調音が心地良い。

タイトルの「おと・な・り」は「お隣」と「音鳴り」を掛けているのだとか……。

退屈にならない絶妙な「ゆったり感」が良い。

2012-146:つむじ風食堂の夜 - 2012.06.04 Mon

映像と音楽のコラボレーション・ムービーシリーズCineMusica第7弾

出演:矢嶋智人、月船さらら、下條アトム、スネオヘアー、芹沢興人、田中要次、生瀬勝久
監督;篠原哲雄
脚本:久保裕章
原作:吉田篤弘

【ストーリー】
懐かしい町「月舟町」の十字路の角にある、ちょっと風変わりなつむじ風食堂。
そこに毎夜集う常連客たち―月舟アパートメントに住んでいる雨降り先生の「私」、古本屋の「デニーロの親方」、イルクーツクに行きたい果物屋の青年、不思議な帽子屋・桜田さん、背の高い舞台女優・奈々津さん。
風変わりな人々といたって普通の「私」―。
馴染める訳もないはずだった「私」は桜田さんに“二重空間移動装置”という名の万歩計を売りつけられ、デニーロの親方には“唐辛子千夜一夜奇譚”という本 を売ってもらう。そして、果物屋の青年と“宇宙の果て”について考え、タブラさんの息子と“エスプレッソマシーン”について懐かしみつつ、売れない女優の 奈々津さんにお芝居を書いてほしいと頼まれる。
そんな何でもないような、でもちょっとした出来事を積み重ねていくうちに「私」は過去の自分、そして未来の自分と次第に対峙してゆく……。
__________

あっちやこっちから風が吹いて来て、それがくるりと一つのつむじ風になる。
__________

どこか懐かしい雰囲気で、宮沢賢治の童話を読んでいる様な感じがする大人のファンタジー。
つむじ風食堂が実在したら是非とも行ってみたいし、月船アパートメントに住んでみたい。

全体が7話で構成されていて、短編集を読んでいる様な、連ドラを見ている様な感じ。
 第一章 食堂
 第二章 エスプレーソ
 第三章 月船アパートメント
 第四章 星と唐辛子
 第五章 帽子と来客
 第六章 奇跡
 第七章 つむじ風

2012-128;東京オアシス - 2012.05.13 Sun

東京オアシス 〜見つめてみよう、きっと誰かがみえてくる。〜

小林聡美主演で「人と場所との関係をシンプルに見つめてきた」プロジェクトの、『かもめ食堂』『めがね』『プール』『マザーウォーター』に続く5作目。

3つのストーリーで構成されたアムニバス形式。

出演:小林聡美、加瀬亮、黒木華、原田知世、森岡龍、大島依提亜、光石研、市川実日子、もたいまさこ
監督:松本佳奈(映画館編/動物園編)、中村佳代(高速道路編)
脚本;松本佳奈(動物園編)、中村佳代(高速道路編)、白木朋子(映画館編)

__________

『かもめ食堂』から始まったこのシリーズが大好きだし、『東京オアシス』と言うタイトルから舞台は東京なのだと思っていた。

確かに最初の数十分は都内の道路だし、映画館も東京だけど、タイトルに敢えて『東京』を入れた意図は判りかねる。

このシリーズでは初のオムニバス形式で、3編とも実に淡々としている。
「淡々と」と言うより、前の4作より更に静かな流れとでも言う感じかな……。

動物園編で、美大浪人生のヤスコが女優のトウコに「似顔絵描くのすごく難しい顔してます。
ここがポイントだって言う部分がないんです。だからって印象が薄いって訳じゃないし、何と言うか、捕らえ所がないんですよね。」と言うシーンがある。

私のこの映画に対する印象が正にそれで、「ポイントがないんだけど、印象は薄くない。何とも捕らえ所がない映画」だった。

見ている内に何となく引き込まれるから、決してつまらない訳ではない。
「良いか悪いか」と聞かれたら、間違いなく「良い映画だ」と答えるが……。

ただ、最初のシーン(車窓から見た都内の深夜の道路が延々と続く)は、如何なものかと……。
私にとっては知っている場所や見慣れた景色だったから、「あそこの道だ」とか「あの辺りかな?」等々楽しめたけど、土地勘のない人にとっては退屈なのではないだろうか。

また、このシリーズの全作に携わってるフードスタイリストの飯島奈美さんが今作にも参加しているのに、出て来る料理が「きつね饂飩」だけで、しかも食べるシーンはあっても料理そのものが映っていなかった。
飯島奈美さんは、このシリーズ以外にも「深夜食堂」「南極料理人」「トイレット」等で、本当に美味しそうな料理を演出している素晴らしいフードスタイリストだ。
それだけに、美味しそうな料理を見られなかったのはすごく残念。

台詞の1つ1つの含む処は深いものがあるのだけれど、重くはなく、かと言って軽くもない。
なんとも不思議な作品だ。

2012-085:『てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~』 - 2012.04.03 Tue

元サーフショップ経営者で、沖縄でサンゴの養殖を初めて成功させた金城浩二氏の実話に基づいた感動のストーリー。
タイトルは、てぃだ(太陽)がかんかん照りという意味。
沖縄の海を愛する金城は、サンゴ礁の汚染に心を痛め、自分たちの手でサンゴ礁を再生させようと呼びかける。資金も知識もなく、手作業でサンゴを養殖し、海に移植させるという、途方もない作業は様々なバッシングを受けるが、愛する妻と仲間たちに支えられ、乗り越えていく。

【あらすじ】
金城健司(岡村隆史)は、時を忘れて海ばかり見ているような子供だった。
大人になってからは、様々な職に就いたがどれもうまくいかない。
事業の失敗で抱えた借金を返すために名古屋で働くが、海が恋しくなった健司は幼なじみの由莉(松雪泰子)と結婚するために故郷の沖縄に帰ってくる。
母・花江(原田美枝子)に結婚を反対された健司は、友人の啓介(伊藤明賢)が経営するダイブショップの倉庫を勝手に改装、サンゴのあるバーを開店する。
店は思いのほか大繁盛、健司は晴れて由莉と結ばれる。
ふたりの子供に恵まれた健司の店は順調に支店を増やしていくが、借金完全返済と4号店オープンを祝う会で、健司は「今日で店を全部やめる」と宣言する。
沖縄の海は、開発や温暖化の影響を受けて悲鳴をあげていた。
海の生き物の多くが生息するサンゴ礁は死滅状態。
由莉や子供たちにあの美しかったサンゴの海を見せてやりたい。
その願いだけで健司は、サンゴを養殖し、海に移植するという大胆な計画を決意したのだった。
店を応援してきた保(吉沢悠)ら友人たちは唖然とし、花江は激怒するが、由莉だけは優しく微笑んでいた。
閉店したバーにいくつもの水槽を運び、試行錯誤が始まる。
やがてサンゴは順調に成長、次は海への移植作業だったが沖縄県庁から、漁業組合の許可なしに勝手に植えてはならないと待ったが入る。
健司は組合長の比企連平(國村隼)を訪ねるが、連平は「サンゴが増えても儲からない」と健司を切り捨てる。
しかしその後、どういう心境の変化か連平は健司に協力を約束。
数日後、20人ほどのダイバーの手でサンゴ移植が行われた。
琉球国際大学の准教授・緑川(渡部篤郎)は健司の功績を称え、海洋生物シンポジウムでの発表を勧めるが、専門用語が理解できない健司の発表は大失敗。
逃げるように会場を出た健司に緑川は、移植だけなら海の飾りだが、サンゴが産卵すれば命が海に根付いたことが証明されると語る……。

【キャスト】
岡村隆史  (金城健司)
松雪泰子  (金城由莉)
吉沢悠   (佐加伊保)
國村隼   (比企連平)
原田美枝子 (金城花江)
伊藤明賢
赤堀雅秋
児玉絹世
比嘉奈菜子
金城琉斗
福田加奈子
__________

「山は木がなくなったら植えるさね。海は珊瑚がなくなったらなんで植えんのかね?」
「だから、僕は、山に木を植える様に、海に珊瑚を移植したい訳よ。」

「この海を上等にして貧乏なままのお父ちゃんと、お金持ちになって海はどうでも良いお父ちゃんとどっちが好き?」
「お腹いっぱいご飯食べたい」
「そうか、そうだよな」

「あのさ、私、海を上等にするお父さんが好き!貧乏でも海をピカピカにするお父さんが良い!!」
「家、お金ないんだよ。クリスマスもプレゼント買ってあげられないかも知れない。」
「プレゼントなんか要らないよ!」

「金城健司は本物のバカか!」
「金城は本物の珊瑚バカです。判ってくれてありがとうございます。」
__________

恥ずかしながら、サンゴが植物ではなく動物だと言う事を初めて知った。
植物だと思っていた(-_-;)

サンゴの養殖に一途に打ち込む金城健司役の岡村隆史さんが、兎に角すごく良い!

また、金城由莉役の松雪泰子さんは、どちらかと言うとキツイ性格とかハキハキした役柄のイメージが強かったけれど、ゆったりとおおらかな(芯は強いんだけど)役柄を好演しているのが意外だった。
改めて、凄い女優さんだと思った。

最後に、珊瑚の産卵シーンは感動♪

2012-084:『toilet』 - 2012.03.31 Sat

120331toilet

監督は、『かもめ食堂』『めがね』の荻上直子氏。

全編カナダ(トロント)ロケで、台詞は英語(日本語字幕あり)。
出演者の中で日本人は、もたいまさこ氏のみ。
ジャンルは「邦画」だけれど、「洋画」にもたいまさこ氏が出演している感じ。

「ばあちゃん」を演じるもたいまさこ氏は全編を通して台詞は一言のみで、
それ以外の場面では、仕草や表情で実に雄弁に「ばあちゃん」の心情を語っている。

観る前は、タイトルの『toilet』にも『みんな、ホントウの自分でおやんなさい』と言うキャッチコピーにも「何?」と思っていた。
この映画では、場所や国によって形態や様式が違うtoiletを文化の象徴として捉えていて、思わず「なるほど!」と納得(^_^)
キャッチコピーも、観賞後は大きく納得。

サチ・パーカー氏が演じる「ちょっと変わった人」と「ばあちゃん」がバス停のベンチに並んで座っているシーンは、長身のサチ・パーカー氏と小柄なもたいまさこ氏の対比が面白くもあり、ほのぼのと微笑ましくもあり、お気に入りのワン・シーン♪

2012-064:『ディア・ドクター』 - 2012.03.05 Mon

笑福亭鶴瓶/瑛太/余貴美子/井川遙/松重豊/岩松了/笹野高史/十八代目中村勘三郎/香川照之/八千草薫
 
監督/脚本/原作 西川美和
__________

実力派の役者さんばかりなので安心して見られたが、中でも看護婦役の余貴美子さんの演技が素晴らしかった。
考えさせられる題材だけれど、ふっと笑ってしまうシーンで終ることで気分的に救われたのかも知れない。
最後のシーンについては、「あり得ない」とか「ちょっと蛇足?」と思わなくもないが、見る物の気持ちを和らげる効果は小さくないと思う。

一度見た後にもう一度見直すと、あっちこっちの台詞に込められた意味が判り、一度目とは違う物が見えて来る。

所々に入れられているカエルや虫などのカットが非常に効果的だし、山間の美しい景色が心に残る。
見応え充分ですごく良い映画だと思う。

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相棒犬「もらん」のずっこけた日々と、食いしん坊な私のだらけた日々の記録です。

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